地域ケア会議とは、高齢者個人への支援の充実と、それを支える社会基盤の整備を同時に進めていくための会議で、地域包括支援センターなどが主催します。

地域の実情に寄り添ったうえで課題を的確に把握・解決していき、「地域包括ケアシステム」の実現を目指します。

具体的な施策としては以下が行われます。

・医療、介護などの多職種が協働して高齢者の個別課題の解決を図るとともに、介護支援専門員の自立支援の助けとなるケアマネジメントの実践力を高める。
・個別ケースの課題分析などを積み重ねることにより、地域に共通した課題を明確化する。
・共有された地域課題の解決に必要な資源開発や地域づくり、さらには介護保険事業計画への反映などの政策形成につなげる。

薬剤師や医師だけでなく、自治体職員、包括職員、ケアマネジャー、介護事業者、民生委員、看護師、管理栄養士、歯科衛生士、リハビリ職、社会福祉士など多くの方が参加します。

多職種の方が話し合うことにより、それぞれの専門的な視点による多角的な意見を交換することができ、課題解決を目指します。